開発を行う上でバージョン管理は重要です。クラウドIDEのCloud9で開発を行う場合も、しっかりバージョン管理をした方が良いです。しかし、Cloud9とGithubを連携するには公開鍵の登録が必要になり、少し面倒な作業です。
そこで、本記事では3ステップの作業でCloud9とGithubを連携する手順を紹介します。ぜひ、Githubと連携し、Cloud9での開発効率を上げましょう。
目次
前提条件
手順を紹介する前に本手順の前提条件をお伝えします。以下を満たしている状態で手順を行っていますので、事前に準備しておきましょう。
- 必要な条件
- Cloud9に登録済み
- Cloud9のワークスペース作成済み
- Githubに登録済み
- 準備方法
- Cloud9の登録方法/ワークスペース作成方法 -> クラウドIDEを使ってみよう!無料で使えるCloud9の使い方
- Githubの登録方法 -> Githubのアカウント作成方法
GithubにCloud9の公開鍵を登録しよう
Cloud9でGithubを使うためには、GithubにCloud9の公開鍵を登録します。まずは、公開鍵を確認するため、Cloud9のダッシュボードから歯車マークをクリックします。
「SSH Keys」をクリックし、「Connect to your private git repository」の公開鍵をコピーします。
次に、確認した公開鍵を登録するため、Githubのトップページを開き、「Settings」をクリックします。
「SSH and GPG Keys」をクリックし、「New SSH Key」から公開鍵を登録します。「Title」は任意に決め、「Key」にコピーした公開鍵を貼り付けし、「Add SSH Key」で登録しましょう。
Githubにレポジトリを作成しよう
Githubと連携するためには、先にレポジトリの作成が必要です。レポジトリを作成するため、Githubのトップページから「Start a project」をクリックします。
「Repository name」を任意に決め、「Create repository」でレポジトリを作成します。
レポジトリが作成できましたら、レポジトリのアドレスを確認しておきましょう。Githubにプッシュするときに使います。なお、「HTTPS」と「SSH」がありますが、プッシュ時にパスワードなしにするため、「SSH」のレポジトリアドレスを使いましょう。
Cloud9からGithubにプッシュしよう
最後に、Cloud9からGithubにプッシュできるか確認しましょう。Cloud9で作成したワークスペースを起動し、以下のコマンドで作成したレポジトリへプッシュします。
git init git add . git commit -m "first commit" git remote add origin https://github.com/yuitoku/test.git git push -u origin master
Githubのレポジトリに反映されていれば、問題なく連携できています。もし、できない場合は公開鍵またはレポジトリアドレスが間違っている可能性がありますので、確認してみましょう。
Cloud9でGithubのレポジトリを確認しよう
Cloud9でGithubのレポジトリを確認できる機能がありますので、併せて紹介します。この機能を使うと、レポジトリの一覧が確認できたり、レポジトリをクローンして、ワークスペースを作成することができるようになります。
まずは、Cloud9のダッシュボードから「Repositories」をクリックします。
再度「Repositories」を開きますと、連携したGithubアカウントののレポジトリ一覧が確認できるようになります。